令和元年12月18日 マウラーICRC総裁との会談

グローバル難民フォーラム出席の機会を使い、ペーター・マウラー赤十字国際委員会総裁(Mr. Peter Maurer, President of the International Committee of the Red Cross: ICRC)と会談しました。

私からは、公的資金の「限界」が見えてきている状況下にあって、保健分野をはじめとする人道支援におけるイノベーションの活用及び民間資金の積極的役割を構築するための新たな資金調達モデルが持続的な活動に必要であること、政府・民間・人道支援の異なるセクターが共通言語を見いだし協働するような取組が有用である趣旨の発言をしたところ、マウラー総裁からは、ICRCの新しい資金調達モデルである「ヒューマニタリアン・イ ンパクト・ボンド」によりアフリカでのリハビリテーション・センターの活動やイラクにおける水供給事業に必要な資金を調達している事例が紹介され、日本の民間セクターやJICAとの更なる連携への期待が述べられました。

これに対し私から、民間企業の積極関与を促すためにはインパクトの客観的評価指標の確立や企業の情報開示などの枠組み作りが不可欠であることを指摘し、総裁との間で、同インパクト・ボンドの取組が今後日本社会でも評価され投資が促進される可能性について議論しました。